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信用金庫・信用組合の就職状況
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信用組合は地域信用組合・業域信用組合・職域信用組合の3種に分類され、「信用金庫」は、この内の地域信用組合が転化した金融機関です。
そのため、信用金庫は地域密着型という特性を持ち、地元の中小企業や個人への融資・相互扶助が主な事業となり、その利用者や会員のほとんどが地元生活者です。
この地域密着型の特性のため、職員もまた大多数が地元、または近隣の地域出身者であり、採用時も地元生活者を優遇する傾向があります。
各信用金庫の企業理念や経営方針を見ても、「地域社会の繁栄」、「地域発展」、「地域貢献」、「地域とのふれあい」など、どれも地域を尊重する旨が掲げられています。
「地域を尊重する」ということは、職員には"土地勘"やいわゆる"郷土愛"のような地域への愛着、そして"その地域の情報に強いというある種の能力"が求められます。
このため、県内就職の場合は県内出身ということや、長期間住民票登録されていたことなどがステータスとなるのに対し、県外就職の場合、地域への愛着や知識、土地勘などの慣れや情報量の観点で不採用となる可能性が高くなります。
また、県外出身者は志望動機のみならず、「なぜ地元の信用金庫ではいけないのか?」という質問を投げ掛けられる可能性が高く、明確且つ前向きな理由を答えられない場合も不採用と成り得るでしょう。
更に、住宅手当の支給がある一人暮らしと、住宅手当の支給がない実家暮らしとでは、後者の方が優先して採用される可能性があり、一人暮らしの県外出身者が選考にあぶれる場合も有り得ます。 これらには、信用金庫の規模や事業展開をしている範囲なども関係しているのでしょう。
以上を踏まえると、信用金庫における地元出身者の就職率の高さと、なぜ地元出身者が優遇される傾向にあるのか?ということがわかるのではないかと思います。
あくまでも、採用規定は各信用金庫により異なりますが、地元生活者の優遇、事業展開している土地の範囲内の生活者を優先的に採用するという風潮が少なからず存在します。
また、首都圏においては、県外出身者が信金職員として働くケースも多く見受けられますが、首都圏内には県外出身者が多く生活しているため、他地域の信金に比べ、少し入り口が広いのかもしれません。
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